代表あいさつ
環境木材研究所(Environmental Wood Research Institute 略称 EWRI ユーリー)は、独自に開発した実用的で安全性の高い忌避材CCC™(キトエースC)でもって木材や天然系素材を処理することによって、天然の優れた特性を損なうことなく、人畜に無害で、環境への負荷のない、新しい保存処理法(キトエース処理)の開発に成功しました。なかでもCCC™加圧注入処理した木材類(グリーンエコウッド)や、CCC™処理した環境資材類(グリーンエコマテリアル)は、外構用の木造構造物から土木・環境資材類、農業用、園芸用、公園用、屋外施設用等、各種用途に広範囲にご利用いただけます。
また環境木材研究所は、身の回りにあるいろいろな木材の識別鑑定のお手伝いをします。人類は古代から種々の木材を利用・加工して暮らしてきましたが、現代においても様々な木材(種々の木製品、事件性のある木材片、遺跡から出土する木材遺物等)と関わりをもって生活しています。
暮らしのなかで遭遇する種々の木材の樹種名の鑑定をお手伝いします。
さらに環境木材研究所では、林木(広葉樹と針葉樹)内部の木部材質の成熟具合を推定(予測)する独自の方法を考案しました。この方法を用いて、植栽した林木(樹木)の材質管理や材質育種を行なうための適切な方法についてご提案いたします。今日、わが国の森林資源は育てる段階から使う段階に入っています。国産のスギやヒノキやカラマツを始め、未利用広葉樹や早生樹の材質特性に応じた木材資源の活用法を確立することは喫緊の課題です。林木の材質形成特性に応じた林木の管理方法について一緒に考えましょう。
私自身、木材と縁ができて半世紀以上になりますが、この素敵な素材である木材に魅かれ続けてきました。一つにはその精緻な形態の美しさと他の素材には見られない特有の性質において、加えて人類の文明の歴史が木材利用の多寡とともに盛衰したことを思うとき、木の世界の奥深さには、まだまだ知らないことが一杯あります。この一部でも、環境木材研究所が皆様にお伝えすることができればと願っております。
このサイトを訪れることによって、鳥取で過ごしたことのある方には、懐かしい日々を思い出し、明日への活力の一助としていただき、またこれまで鳥取とご縁の無かった方にも、このサイトがご縁となって、木に心を寄せる人の輪が漣(さざなみ)のように拡がれば、私としてこれに勝る喜びはありません。どうぞ、今後とも宜しくお付き合いの程お願いいたします。
2013年2月吉日
環境木材研究所
専門・資格
- ●「木材解剖学」「木材材質学」「環境木材科学」
- ● 農学博士(京都大学)
- ● 鳥取大学教授(農学部)
- ● 内蒙古農業大学客員教授(林産工学)
研究歴・教育歴
年度 | 研究・教育歴 |
1946年 | 香川県 生まれ |
1969年 | 京都大学農学部(林産工学科)卒業 |
1970年 | 松下電工(株)中央研究所退社 |
1970年 | 京都大学農学部 研究員 |
1973年 | 京都大学大学院農学研究科(林産工学専攻)修士課程修了 |
1974年 | 同博士課程 退学 |
1974年 | 鳥取大学(助手)農学部 |
1980年 | 農学博士(京都大学)取得 |
1983~1985年 | ニューヨーク州立大学(シラキュース校)に留学(ポスドク客員研究員) |
1988年 | 鳥取大学(助教授)農学部 |
1993年 | 鳥取大学(教 授)農学部 |
1993年 | ドイツ連邦森林研究所及びアリゾナ大学に留学(文部省在外研究員) |
1994年 | 鳥取大学大学院連合農学研究科主指導教官資格取得(D○合) |
2003年~2004年 | 鳥取大学連合農学研究科長、鳥取大学評議員 |
2004年~2005年 | 国立大学法人鳥取大学大学院連合農学研究科長、鳥取大学教育研究評議員 |
2005年 | 中華人民共和国内蒙古農業大学客員教授(林産工学) |
2011年 | 鳥取大学 名誉教授 |
2011~2013年 | 文部科学省 産学官連携推進コーディネーター 鳥取大学 産学地域連携推進機構 産学官連携統括コーディネーター |
2013年~ | 放送大学 鳥取学習センター 非常勤講師 |
学術団体での活動歴
活動歴 |
地域での活動歴
活動歴 |
受賞歴
受賞歴 |
「中国地方における木材の材質研究による学術発展への貢献および流域林業活性化への 研究成果の普及指導」 |
受賞論文「コシアブラの道管要素ならびに放射組織のサイズと分布数の樹幹内における水平 変動パターン」 (木材学会誌53巻4号掲載) |
「古代から近世までの山陰地方において利用された木材の樹種選択性」 |
研究所概要
- 研究所名
- 環境木材研究所
- 英文名
- Environmental Wood Research Institute (EWRI)
- 本社所在地
- 〒680‐0941 鳥取県鳥取市湖山町北四丁目248番地
- TEL
- 0857-28-3998
※代表者が不在のときには、携帯電話に自動的につながります。 - FAX
- 0857-28-3998
- 営業日
- 月曜日~金曜日 9:00~17:00
- 休業
- 土日・祝祭日、年末年始、お盆
- ホームページ
- http://www.kankyo-mokuzai.jp/
- info@kankyo-mokuzai.jp
- 創業日
- 平成21年3月9日
- 代 表
- 古川郁夫(農学博士 研究所業務の統括と木材樹種鑑定)
- 役 員
- 小林智紀(農学博士 技術顧問 キトエースC製造と関連特許関係)
大北拓史(工学修士 技術顧問 キトエースC処理資材類の開発・製造・販売)
大佐古弘之(工学修士 技術顧問 キトエースC加圧注入木材の製造・販売)
土屋竜太(農学博士 特別研究員 材質管理) - 事業概要
-
- 「かに殻忌避材」CCC™(キトエースC)の普及と応用
- キトエースC加圧注入木材(グリーンエコウッド)および
キトエースC処理環境資材(グリーンエコマテリアル)の開発と販売 - 木材の樹種鑑定
- 林木(樹木)の材質管理
- その他、木材に関する各種相談