木造家屋や木材構造物にとって、シロアリ、褐色腐朽菌、フナクイムシ、キクイムシといった環境有害生物は大敵です。　
これらの被害を避けたいと思っても、従来の薬剤を使うのは一寸心配だとお思いの方に、環境木材研究所が実用化に成功した『キトサン銅系保存剤（キトエースＣ）』をお奨めします。

　　キトエースＣの成分は酢酸、キトサン、銅の３種類だけなので、環境汚染や公害を引き起こす心配はほとんどありません。
キトエースＣは、英語のChitosan Copper Complexの頭文字をとってＣＣＣと呼んできましたが、商品化にあたって、このタイプの保存剤を『キトサン銅系保存剤』と称し、商品名を『キトエースＣ（商標登録　ＣＣＣ）』としました。

　　キトエースＣは、日本版グリーン・ニューディール政策の推進や低炭素化社会の実現など、新時代の要請に適った薬材（薬効のある材料）で、平成24年度には「鳥取県グリーン商品」に認定されました。さらに、キトエースＣ処理木材の利用拡大を図ることは地域資源の需要拡大に大きく貢献します。

　　キトエースＣの製造には『山陰の地域資源（カニ殻）』が有効に活用されています。

　　原料のキトサンは鳥取県産ベニズワイガニの甲羅から造られたキトサンを、また注入処理する木材にも地元産のスギ、マツ、ヒノキを積極的に使用します。

キトエースＣ　安全性の最大の特徴

キトエースCの主成分であるCCC自体は、水溶性ではありません。
だから設置した環境を汚染することはありません。

キトエースＣ　汎用性・耐久性の最大の特徴

シロアリや腐朽菌などの有害環境生物類による被害を10年間は気にせずに過ごせます。

通常の陸上設置条件下での使用はもとより、水辺や湿地などの多湿環境下でも使うことができます。

水平方向に存在する微量な細胞間隙に浸透する『ラテラル浸透』が主であるため、細胞内や細胞壁の含水率に左右されません。

研究所が独自に開発した世界で唯一の超安全で効能抜群のキトサン系木材保存剤（キトエースC）を注入した木材製品（グリーンエコウッド）を住宅や地域に使うことによって、お客さんの木造住環境に対する不安（室内アレルギー発症）や心配事（シロアリなどの有害生物による被害）を解消します。

希釈前のキトエースＣ原液は写真のような荷姿（濃厚液状態）でお届けいたします。

●ご注文は、400kgからお受けいたします。
400kg以上は100kg単位でお受けいたします。

●価格
キトエースＣ原液、または希釈液の価格は、原材料価格の変動が大きいため、ご注文の前に現在価格をご確認くだいますようお願いいたします。

キトエースＣ原液（７倍～１０倍希釈用液）の使用に際しては、指示どおり水道水で希釈したうえでご使用ください。

★薬液が直接眼に入らないようにお気をつけてください。

キトエースＣ原液に関する、詳しい解説や使用上の注意などは、三和インセクティサイド社製「キトエースＣ（銅複合体）」カタログよりご覧いただけます。

キトエースＣを加圧注入した木材（グリーンエコウッド）に関する詳しい情報は、「グリーンエコウッド」パンフレットよりご覧いただけます。

上記写真は、グリーンエコウッド仕様の山小屋。（平成24年度鳥取県土木部より受注生産、鳥取県と岡山県の県境にある那岐山頂の山小屋）