安全木材保存剤開発
耐久性能実験結果 キトエースCを適用した木材製品郡(グリーンエコウッド)例


グリーンエコウッドでアレルギーやシロアリなどの被害を解消!

陸上設置時の耐久性

シロアリ営巣地に設置した処理・無処理丸太の3ヵ年経過時の比較


キトエースC注入剤 3年経過時の比較

キトエースC注入材(左)と無処理材(右)をステンレス針金で緊結した状態でシロアリ営巣地に3年間放置した。無処理丸太材では早材部のみが同心円状に強く食害されていたが、処理材はまったく被害がなかった。

キトエースC注入剤 3年経過時の比較

キトエースC注入材の耐用年数評価試験の結果

奈良県森林技術センターでの10年間以上の野外杭劣化試験法によって3種の薬剤を注入した杭の耐用年数が評価された。CCA3号、ナフテン酸銅、キトエースC薬剤を30センチ角、60センチ長のスギ辺材角材に加圧注入(作業液注入量825kg/立米、銅金属含有量は1.0~1.8kg/立米) し、シロアリ等の有害生物による平均被害度が2.5に達する期間を耐用年数とした。 (データ提供 奈良県森林技術センター酒井温子氏 2007年度日本木材学会広島大会口頭発表より)

作業液名 銅金属含有量(kg/立米) 耐用年数(yr)
CCA3号 1.8  23
ナフテン酸銅 1.0  17
キトサン銅 1.18 11

海中・汽水設置時の耐久性

海中・汽水設置時のキトエースC注入材の耐久性評価


キトエースC注入スギ心材丸太加工材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

120日間(2シーズン)海中に浸漬したキトエースC注入スギ心材丸太加工材(左)と無処理スギ心材丸太加工材(右)。無処理材ではフナクイムシによる穿孔食害が顕著である。

キトエースC注入スギ心材丸太加工材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエースC注入アカマツ丸太材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

120日間(2シーズン)海中に浸漬したキトエースC注入アカマツ丸太材(左)と無処理アカマツ丸太材(右)。処理丸太の薄緑色の部分がキトエースCが浸潤して部分であり、無処理丸太材ではフナクイムシによる穿孔が顕著である。

キトエースC注入アカマツ丸太材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエースC注入アカマツ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

夏期75日間(1シーズン)海中に浸漬したキトエースC注入アカマツ辺材角材(左)と無処理アカマツ辺材角材(右)。無処理材は表面にはフジツボが。材内はフナクイムシによる穿孔が顕著であった。

キトエースC注入アカマツ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較



キトエースC注入スギ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

夏期75日間(1シーズン)海中浸漬したキトエースC注入スギ辺材角材(左)と無処理スギ辺材角材(右)

キトエースC注入スギ辺材角材と無処理材 120日間海中に浸漬時の比較

キトエースCの薬剤寿命に関するデータ

驚きの実験結果その2

液体キトエースCの効力保持結果

液体キトエースCの効力保持結果液状キトエースC(作業液)の室内での保存期間は3ヶ月間としているが、実際はそれよりかなり長い間、薬剤の効力が保持されていた。

ただし、液状キトエースCは、新鮮なうちは緑色もしくは青緑色の透明な液体であるが、プラスチックコンテナ内で1ヵ年以上室内に保管しておくと、液の色が次第に濃くなり、黒緑褐色化する。

そこで、薬液の効力の残存性を検討するために、「4年間室内に放置したキトエースC作業液」と「新鮮なキトエースC作業液(作製時のキトサン濃度に違いのある2種類)」とで処理した木材を3ヶ月間強制腐朽試験した結果を下記に示す。

新鮮キトエースと古いキトエースの効力について (データ提供:環境木材科学研究室)

注入処理した薬剤名 質量減少率 (%w/w) 標準偏差
新鮮キトエースC作業液(キトサン含量2%)  6.6 1.4
新鮮キトエースC作業液(キトサン含量3%)  6.3 1.8
古いキトエースC作業液(調整後4年経過) 13.7 3.7
タナリスCY(新鮮作業液)  0.5 0.6
無処理 24.0 3.1

※4年間放置した古いキトエースC作業液の効力は約二分の一に落ちていた。

キトエースC注入処理回数による有効成分の損失評価

キトエースC注入処理回数と処理済作業液の銅濃度の変化を調べた結果は、次のとおりであった。

供試薬剤はCCC濃厚液(CCC複合体約8.3%含有、銅金属含有量約1.48%)を水道水で3倍に希釈し作業液とした。供試木はスギ丸太材、アカマツ丸太材とし、(株)コシイプレザービング社製のコシパック(容積約17立米) の注入装置を用いた。注入処理前に一部の薬液を取り「処理前作業液」とし、第1回注入処理(11月30日実施)後に一部を抜き取り「第1回注入後作業液」とした。

注入処理後、釜内部に残った薬液は貯留タンクに戻る仕組みになっており、第4回注入試験まで、各処理前後に貯留タンク内の作業液を抜き取った。なお、今回の注入処理では、途中で新しい薬液(作業液)の追加は行わなかった。銅金属含有量は島津製作所(AA-6500 S型)原子吸光分析装置で測定した。(データ提供:小林智紀氏)

採取液の注入処理回数 処理木材量(立米) 銅金属含有量(%w/w) 処理前銅濃度を
100とした時
処理前作業液(計算値) - 0.49 -
処理前作業液(実測値) - 0.51 100
第1回注入後作業液 4.56 0.51 100
第2回注入後作業液 3.61 0.50 98
第3回注入前作業液 - 0.57 -
第3回注入後作業液 計測せず 0.48 94
第4回注入前作業液 - 0.48 94
第4回注入後作業液 0.83
(ダミー2.53)
0.42 82

※キトエースC作業液は繰り返し注入処理過程において有効成分の濃度損失が少なく、安定した薬剤であることが分かった。